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漢方薬って??
漢方薬と聞くと皆様はどういったものをイメージされるでしょうか。
よくテレビのCMなどで聞かれる「葛根湯」は代表的な漢方薬です。
漢方薬は様々な症状ごとに「生薬」といわれる自然由来の原料を組み合わせて作られています。
紀元は古代中国までさかのぼり、長い年月をかけて経験を積み重ねて体系化され、現代でも研究が続けられています。
生姜は体を温める。
薄荷(ミント)の香りは、気分を落ち着かせる。
このようなお話しを聞いたことはないでしょうか。
これらも生薬の一種です。
最初にあげました「葛根湯」は、風邪の初期症状に効くお薬で、この中には生姜を含めた7種類の生薬が含まれていて、体を温めたり痛みを和らげたり様々な効能をもったお薬になっています。
漢方薬の優れた点は、体が本来持つチカラを強め、慢性的な症状に対して体質改善ができることです。
肩こりや頭痛、アレルギー、冷え性など慢性的な症状に対して、西洋薬を飲んで改善が見られなかった場合でも、漢方薬は効果が見られることあります。
東洋医学と西洋医学を分けて考える方もいらっしゃいますが、どちらが良いと言うことはなく、個人の症状に合わせて、様々な方向からアプローチしていくことが1番良いとされています。
当薬局のコラムでは、こうした漢方薬(東洋医学)について少しずつ様々なお話しをさせて頂きたいと思います。