春の不調
春の不調
「春が待ち遠しい」というセリフをよく聞きますが、春に体調を崩す人は多いです。
寒い冬から暖かくなる春は気温差や気圧の変動が大きい季節です。
特に最近は、一日おきに寒い日、暖かい日が交互に繰り返す日も多いですね。
寒暖差や気圧差が大きいと体は交感神経が優位になるといわれています。
交感神経とは体を動かし、興奮させ外敵から身を守るための神経。
人は大きいストレスや外気の変化があるとこの交感神経を優位にさせ体を興奮させます。
交感神経と対を成すのが副交感神経です。
副交感神経とは体を休め、リラックスさせる神経です。
交感神経、副交感神経は合わせて自律神経と呼ばれます。
そして自律神経が乱れることによる症状を「自律神経失調症」と呼びます。
聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
常に交感神経が優位になっているとリラックスできず、不安感や不眠、動悸を感じる人が出てきます。
これが春の不調や五月病の原因の1つと言われています。
また春は
- 進学
- 就職
- 転勤 など
生活環境に変化がある季節です。
生活環境が変わると体はストレスを感じ交感神経が優位になりやすいので合わせて注意が必要です。
春先に自律神経失調症が多いのはこのような気温差、気圧差、新生活のストレスの原因とされています。
春は木に属する季節
中医学では春は五行説の木に属します。
木は伸びやかに成長していく特徴があり抑圧を嫌います。
中国の古典・黄帝内経にも
「春は楽な格好で外に出てゆったりと歩き、体をのびやかにし、春に芽生えた万物と同じように、心身ともに活き活きと、活動的な気持ち、あるいは活動するのがいい。」
このように書いてあります。
春はストレスや抑制を避けた方が良いと解釈することもできます。
西洋医学、東洋医学とも春は「ストレスをためない」これがキーワードです。
ストレスの発散方法は人によって違います。
運動、娯楽、飲食、旅行など自身にあった発散法を見つけましょう。
吉祥寺近隣にお住まいの方は春の井の頭公園はゆったりお散歩ができてオススメですよ。
東洋堂にお立ち寄りの帰りに行ってみてはいかがでしょうか?